思い浮かぶのは「アンチエイジング」でしょうか？
直訳すれば「経年変化に抗う」となるのかな？
実年齢より若く見えるようにするとか、女性の美容ジャンルで使われる事が多い言葉ですが、医療・福祉分野では「元気に年を重ねる」というニュアンスで使っているように思います。
東洋医学には「未病治」という考えがあります。
「未だ病ならざるを治す」
つまり「これから罹る病を患う前に治療して元気でいましょう」という事です。
言葉としては変な感じがしますが（笑）まさに予防医学と言われる東洋医学の真髄でしょう。また、最近よく耳にする美容鍼灸や介護予防運動などもアンチエイジングと言えるでしょう。
健康寿命を延ばす事はこの国の大きな目標となっていますが、鍼灸師も活躍が期待されている分野です。
さて、「アンチエイジング」というとエイジングを良くないものとするイメージが強いですが、逆に「エイジング＝経年変化」を歓迎するジャンルが存在するのをご存知ですか？
使い込んだ趣を良しとする。
革製品や家具などが代表でしょう。
個人的にはエイジングという言葉が好きでして、いい歳の重ね方をしていると感動します。またそんなコンセプトの製品は素性の良い物が多い気がします。
若い頃はノンウォッシュのデニムの色落ちにこだわって洗濯もしないで履き続けてみたり（今思うと汚かったです）…
最近では「100年後のアンティーク家具へ」とのコンセプトに惹かれて某家具メーカーでリビング、ダイニングを揃えてみたり…
ここに来て個人的にエイジングが熱いのが靴です。
手入れをしながら履き込むと、なんとも言えない表情に変わってきます。
これは1年ほど前に購入したものですが
たまたま購入時に保存した画像があったので比べてみたのですが、わずか1年ほどでこれだけ変化が起こります。
写真の撮り方もありますが、かなり違うでしょ？
愛着を持って手入れをすれば経年変化は魅力になります。
身体だってそうです。自分の身体を大切にお手入れをしていれば、老化だって楽しめるかもしれません。
努力してアンチエイジングするもよし、エイジング受け入れて楽しく過ごすのもアリ。どちらもそのお手伝いは鍼灸治療にお任せください。
…と、大変上手にまとまりましたね（笑）
久々の祝日に早起きしたのでブログ更新してみました。
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