「社会へ出てからも、勉強とは、教える人がいて読む本があるもの、と思い込んでいる」
僕はもともと芸能やスポーツには疎い、というよりむしろ興味のない人間なのですが、このところ加速度的に世間から置いていかれてる気がします(笑)
明るい話題も暗いニュースも、人が話しているのを聞いてようやく知るような始末。
先日「リオ五輪で印象に残っている事は?」というアンケートに何も答えられなかったり・・・
「ぴ、ぴこたろう?」って感じで(笑)
そんな事をボヤいていると・・・
「先生、テレビも見れないぐらい忙しいんですね〜」
ってフォローしてくださる方もいらっしゃいますが、実際のところはテレビを見れないと言うより、子供や家族にチャンネル権(古い言い方?)を取られて、ニュースやワイドショーが選択される事がほとんどないからだと思います。
そんな生活を何年も送っていても実際には困る事がほとんどなかったのはインターネットがあったからで、検索窓にキーワードを入れればたくさんの情報が出て来ます。
ニュースはもちろん、病気の解説や養生の仕方まで。
ホントに便利な時代になったと思いますが、一方で、これだけ情報が溢れていると重要になるのが「情報を受け取る側の選別能力」です。
そして、仕事に活かせる情報としてブラッシュアップするためには、得た情報をもとに自分で考え、検証する過程が大切になってきます。
テレビやインターネットの情報は「口当たりの良い」「耳障りの良い」ものに変換、要約されている場合が多く、鵜呑みにすると本質からズレてしまう事が少なくありません。
例えば「〇〇に効くツボ」と紹介されれば〇〇に困っている方には受け入れやすいですよね?
でも、実際に臨床をしていれば、同じ症状でも原因になっている場所が人それぞれである事はスグに気がつきます。「Aさんの〇〇には効くツボだけど、Bさんの〇〇には効かないツボ」と言うのが正解に近い言い方のハズです。
でも、一般の方には自分がAさんなのかBさんなのか、もしくはCさん、はたまたDさんの可能性がある事さえ分からないワケです。
「間違えていないけど正解でもない」
そんな情報を溜め込んでも「にわか整体師」とか健康オタク程度、ただ話題が多いだけの人になっちゃう。
・・・・ちょっと話がズレましたが、ウチのスタッフには「社会人として治療家として、自分で考え行動できる人間になってほしい」と思います。
僕は仕事によらず質問をされた時、アドバイスを求められた時には「ヒントになりそうな過去の実体験」を伝えるようにしています。
できるだけ「指示」や「命令」にならないように注意しています。
理由は単純で「自分で考えてほしいから」
知り得た情報を材料に、自分で考え、自分で行動し、結果を検証する。
仕事も治療も、結局はこの繰り返しですよね。
冒頭の言葉は、ある本で印象に残った一文ですが、社会に出てからの勉強は受け身ではありません。受け身の勉強しかできないのならこの業界で生きていく事はできないと思います。
自分で考え行動できるかどうか。
クドいですけど、それが全てです。
まとまりのない文章になってしまいましたが、この業界で仕事をしている現スタッフや、これからこの業界に入ってくる人達に向けた、激励の言葉と受け止めてもらえたらと思います。
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あしもり鍼灸センター
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